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省省流転

歴史研究の日々のよしなしごとについて

4月7日(台湾滞在3日目) いよいよ研究生活開始!のはずが……

火曜日のことを書いている、今日はもう土曜日です。
最初に宣言したマイルールに従う限り、何日分溜めても問題はないのですが、そろそろ書いておかないと、忘れてしまいそうなので、さらっと書いておくことにします。

この日は清明節の休み明けということで、研究中心での諸手続・挨拶等が予定されていました。
劉先生と10時に約束してあったので、その時間に研究中心へ。
守衛さんが気を遣って、コーヒーを入れてくれました。
守衛さんがフレンドリーだと、何だかとても安心できますね。

劉先生と合流して、まず研究中心の図書室で閲覧証発行の手続き。
中央研究院内のどの図書館も利用でき、最大30冊借り出しできるそうです。
閲覧証用に顔写真を持ってくるようにと言われていたので、ビザ申請用に撮影した4.5センチ×3.5センチのものを用意しておいたのですが、できあがりを見るとやや大きすぎで、一部文字が隠れてしまっていました。
後でネットで調べると、台湾での証明写真の標準規格は3.0センチ×2.5センチだそうで、閲覧証用にはこのサイズを用意しておいた方がよかったようです。

次いで研究室。
訪問学人用の研究室は2人1室、パーティションで仕切ってあり、それぞれデスクとデスクトップパソコンが備え付けられています。
アカウントを発行してもらい、自分用の設定で使えるようにしていただきました。
コピーは図書館のコピー機を使うようにとのことでしたが、プリントアウトとスキャンはオンラインで出来るので、使い勝手はよさそうです。

普段の昼食を食べるところを案内がてらということで、劉先生と朱先生、沈さんと一緒に、構外の食堂で早めの昼食をいただきました
海鮮麺、なかなかにおいしかったです。
食べ終わったのがちょうど12時を回ったくらいで、中央研究院で働く人たちが一斉に昼食をとりに押し寄せる様子に遭遇しました。
昼食の取り方については、しばらく試行錯誤をしてみようかと思っています。

研究室に戻ったところで、やや疲れを感じたので、一旦宿舎に戻ることにしました。
もともと、最初の一週間はのんびりゆっくり、休みがてらのつもりでしたので、自室で昼寝をして体力回復を図ったのですが、どうにも疲れがとれず、おまけに喉に強い痛みが。
前日の猛暑から一変、急激に気温が低下したので、風邪を引いてしまったようです。
まあ、こうなると腹をくくって完全休養にするしかありません。



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4月6日(台湾滞在2日目) 買い出しと台北の天気

台湾へ到着して2日目。
清明節の休みが今日までのため、明日にならないと研究中心での手続き等ができないそうで、本日は買い出しを兼ねて家楽福(カルフール)と台北駅周辺に行ってきました。
中央研究院のそばにも、最近スーパーができて便利になっていますが、さすがに何でも揃うわけではないので、こういう日を利用して必要な物資を確保しておくわけです。

とはいっても、中央研究院で確保して頂いた部屋には、基本的な家具や電器等ほとんど揃っていますので、細かなことを気にしなければ、生活自体に問題はありません。
ないとちょっと不便なもの、気になるものを中心に、細々とした品を買い込んでみました。

で、結果的に一番たくさん品物を買った店が、台北駅近くのダイソーだったというのは、笑える話かも知れません。
広島から来た人間が、台北でまずダイソーに買い物に行くというのも変な話ですね。
しかもこちらでは、一つ39元で売られているので、日本で買うよりだいぶ高いです。
まあ、値段云々よりも、日本の店舗とほとんど同じ品揃えで売られているのが便利ということなのですが。

安さだけならダイソーにもひけをとらないのが、ダイソーの何軒か西側にある、光南大批撥という店。
この店は、私が初めて台湾に来た1996年からずっと、同じような雰囲気で続いています。
確かその時は、台北の街を案内してくれた大学院生の方に勧められて、フェイ・ウォンのカセットテープ(!)を購入した記憶がありますが……時が経つのは早いものです。

家楽福(カルフール)は劉先生に教えて頂いた、南港行政中心のそばの店舗に行きました。
このタイプの大型スーパーは今や大陸でも珍しくなく、もちろん台北でも珍しくないはずですが、私はこの手のスーパーに行くといつも、福州滞在中にウォルマートが進出してきた時のことを思い出します。
アジアの買い物風景はやっぱり市場だろ、という思いもなくはないのですが、この便利さはやはりありがたいものです。

あちこち回ったので仕方ないのですが、部屋に戻るまでに相当疲れました。
天気予報では本日は雨、ということになっていたのですが、出かけてみると実に良い天気で、暑い暑い。
出発前は暖かい台北の気候に心躍らせていた面もなくはなかったのですが、既に夏真っ盛り、暑すぎです。
劉先生に伺った話では、今年の台湾は雨が少なくて水不足が心配されているとか。
こんな天気が続くようですと、そのうち雨乞をしないといけなくなるかも知れません。


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4月5日(台湾滞在1日目) 台湾へやって来ました

台湾へやって来ました。

本務校の在外研修制度を利用して、4月5日から5ヶ月半ほどの間、台湾の中央研究院人文社会科学研究中心で訪問学人として研究に従事することになりました。
現在の本務校に赴任してから3年間、特に昨年度の一年間は校務とそれに関連する業務に加えて個人的にも非常に大変な時期を迎え、正直ゆっくりと休む暇もなかったような気がします。
実際、年度が改まってからも残務処理等で出発の準備もままならず、とりあえずの荷物をスーツケースに詰め込んで、やっとのことでたどり着いたという状況です。

とはいえ、ここは台湾、中央研究院。
もう15年前になる福州での一年間の滞在の時と比べても、研究環境も生活環境もずっと恵まれているのは確かです。
(もちろん、福州でもいろいろな方にお世話になって、楽しく充実した留学生活を送ることができたのですが。)
まずはこちらの環境に慣れて、研究だけしていればよい生活を満喫したいと思っています。

そういうわけで、長らく更新もしないまま放置していたこのブログも、久しぶりに再開することにしました。
今後は、極力毎日更新していきたいと思います。
もっとも、到着初日のことを書いているこのエントリ自体、既に二日目が終わりそうな時間に書いていたりします(笑)。
昨日は到着後、受け入れの労をとってくださった劉先生に基本的なことについて御案内いただいたのですが、何せ体力的に限界だったもので、部屋に戻った時点でそのまま寝てしまいました。
今後も、そういう日がたまにあるだろうと思われます。
ですので、状況によっては翌日、翌々日に更新がずれ込んでも可、というマイルールでやっていく予定です。
また、今回の在外研修は中央研究院をはじめ、台湾で見ることのできる文献を読む、と目的もシンプルですので、毎日の出来事といってもかなり単調な毎日になることが予想されます。
その日の出来事をというよりは、むしろその日に書きたくなったことを中心に書くつもりですが、特に思いつかなかった時は2,3行で終わることになるかも知れません。

まあ、そういうわけでゆるゆるとやっていきますので、よろしくお願いいたします。



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2012年度・東アジア地域史論演習の動画教材コンテンツ

年度が改まってしまいましたが、県立広島大学人間文化学部国際文化学科で2012年度後期に開講した東アジア地域史論演習において、受講生たちが制作した動画教材コンテンツの配信を開始しました。

これらの動画教材コンテンツは、受講生たちが2~3人の小グループに分かれて海域アジア史にかかわるテーマを任意に選び、5分間の動画教材コンテンツとしてインターネットで一般公開すべく制作したものです。

詳細についてはエントリを改めて解説を加えることにしたいと思いますが、ひとまず以下にYouTubeの各動画教材コンテンツへのリンクをつけておきますので、御覧いただけますと幸いです。


毛皮交易~ラッコの皮~


トウジッキーのぉ、教えて!先生!~青花編~


北方と間宮


ジャンク船の時代(教員作成サンプル)



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ブログのテンプレートを変えてみました

タイトルの通り、新しい年度の始まりに合わせて、本ブログのテンプレートを変えてみました。
以前のテンプレートでスタイルシートを適当にいじっていたので、一部表示に不具合が生じるかも知れませんが、御容赦ください。


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