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歴史研究の日々のよしなしごとについて

名刺のメールアドレス誤記

最近、なかなか本題の海域アジア史の話に入れなくて申し訳ないのだが、重要な告知…というよりお詫びを一つ。

10月末以来、あちこちでお渡ししている私・岡本弘道の名刺に記載されているメールアドレスの表記が誤っておりました。

名刺には、

E-mail ~@mantime-asia.net


と記載されておりますが、これは誤り。

正しくは、

E-mail ~@maritime-asia.net


となります。


もともとこの名刺は、引っ越しをした直後の10月末に中国は福建省・莆田での学会に出席した際、いろいろと案内をしていただいた黄さんに頼んで、急いで作ってもらったものです。
昼過ぎに注文して夕方受領するという特急料金で、100枚30元。
ちなみに、翌日受け取りでかまわないなら、100枚10元からが(少なくとも福建では)相場のはずです。

もちろん、誤記の責任はちゃんと仕上がり時のチェックをしなかった私にあります。
本当に申し訳ございません。

名刺交換でお渡しした方のメールアドレスが判明している分については、追って(すぐと言えないのがつらいところですが)訂正のメールをお出しするつもりです。
ただ、たまたま名刺の持ち合わせがなくて頂戴していない方については…何とかこのエントリまでたどり着いていただく他ありません。

メールが届かないからといって、くれぐれもあきらめたりなさいませんよう(とここに書いても無意味だが)。
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深澤秋人「『琉球国旧記』に見える南風原の河川」

深澤秋人「『琉球国旧記』に見える南風原の河川」『南風の杜(南風原文化センター紀要)』第13号、2007年3月
 はじめに
 1,18世紀における南風原間切の河川と土地
  (1) 二つの河川と七つの「江」
  (2) 土地利用と七つの「江」
  (3) もう一つの「江」
 2,南風原町内に残る八つの「江」
  (1) 前江
  (2) 後江
  (3) 久巴増江
  (4) 仲本江
  (5) 様達江
  (6) 山田江
  (7) 石江
  (8) 宮城江
 おわりに

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真栄平房昭「琉球海域における交流の諸相―海運・流通史の視点から―」

真栄平房昭「琉球海域における交流の諸相―海運・流通史の視点から―」(財)沖縄県文化振興会公文書館管理部 史料編集室(編)『沖縄県史 各論編4 近世』 沖縄県教育委員会、2005年3月
 第一節 海上交通・港・船
  一 港市と権力
  二 イギリス船の来航と琉球貿易構想
  三 近世の海上交通と海事行政
  四 船の種類・造船技術の伝播
  五 船頭と水主たち
  六 クリ船と海民
 第二節 境界を越える人びと
  一 島嶼間の海上交通
  二 薩摩船の航跡を追って
  三 遊女と船乗り―境界を越えた交流―
  四 薩摩の海商とその子孫たち
  五 薩摩船の年貢輸送と運賃紛争
  六 積荷の管理制度と抜荷(密貿易)

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南さつま市坊津歴史資料センター輝津館(編)『黒潮の食文化―南薩摩“黒潮の恵みと海を渡った食・器”―』

南さつま市坊津歴史資料センター輝津館(編)『黒潮の食文化―南薩摩“黒潮の恵みと海を渡った食・器”―』(輝津館企画展(「海と船の企画展」)図録)、編者刊、2007年10月
 ごあいさつ・目次
 第1章 黒潮の恵み“海を食べる”
  Column 1 江戸時代における南薩摩の「海の幸」―『三国名勝圖繪』等にみる南薩摩の海産物―(橋口 亘)
 第2章 海を渡った食と器
  Column 2 船乗りたちのごちそう―東シナ海を渡った水―(藤田明良)
  Column 3 鰹がつないだネットワーク―江戸時代の琉球と薩南地方―(渡辺美季)
 第3章 南薩摩「黒潮の食文化」の未来と無限の可能性
  Column 4 南薩摩における製塩業と環境保全(上東克彦)
 主要参考文献・謝辞等

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渡辺美季「漂流・漂着と近世琉球」

渡辺美季「漂流・漂着と近世琉球」(財)沖縄県文化振興会公文書館管理部 史料編集室(編)『沖縄県史 各論編4 近世』第5部第4章、沖縄県教育委員会、2005年3月
 はじめに
 第一節 琉球船の中国漂着
  一 漂着船の発見と尋問
  二 漂着地における処置
  三 福州における処置
 第二節 朝鮮人・中国人の琉球漂着
  一 地方(じかた)における処置
  二 泊村における処置
  三 漂着船の直接帰国
 おわりに

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渡辺美季「毛維基の生涯―「山北今帰仁監守来歴碑記」の文字を書いた人物―」

渡辺美季「毛維基の生涯―「山北今帰仁監守来歴碑記」の文字を書いた人物―」『今帰仁グスク』創刊号、(今帰仁グスクを学ぶ会、)2007年7月
 はじめに
 毛維基の生い立ち
 能書家として活躍
 楽師官として江戸に
 冊封使の来琉に備え蔡温に文法を学ぶ
 北京都通事の代役を果たす
 清朝皇帝の天顔を拝す
 毛姓初の久米村総役に
 国王の世子(世継)の行幸を賜る
 地頭職を転授される
 退職と逝去
 おわりに

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渡辺美季「琉球人か倭人か―16世紀末から17世紀初の中国東南沿海における「琉球人」像―」

渡辺美季「琉球人か倭人か―16世紀末から17世紀初の中国東南沿海における「琉球人」像―」『史学雑誌』第116編第10号、2007年10月
 はじめに
 第一章 五つの「誤認」事例
  一 事例A―失麻哈児事件―
   (一)「倭人」としての判断
   (二)「琉球人」への転換
  二 事例B―哈那事件―
   (一)「倭人」としての判断
   (二)「琉球人」への転換
  三 事例C―金仕歴事件―
  四 事例D―熊普達事件―
   (一)帰属の決定―倭人・琉球人・中国人―
   (二)「琉球人」への転換
  五 事例E―釐失由弗多事件―
   (一)「倭人」としての判断
   (二)「琉球人」への転換
 第二章 「琉球人」か「倭人」か―判断するということ―
  一 「倭人」とは何か
  二 「琉球人」とは何か
  三 「琉球人」か「倭人」か
 第三章 「琉球人」か「倭人」か―判断される人々―
  一 夷人の帰属―重層性と多様性―
  二 夷人の公と私―もう一つの境界―
  三 判断者と非判断者のあいだ
  四 夷人の供述変更
 おわりに

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前田舟子「清代の琉球官生と北京国子監」

前田舟子「清代の琉球官生と北京国子監」『琉球アジア社会文化研究』第10号、琉球アジア社会文化研究会、2007年10月
 はじめに
 一、清代の北京国子監
  1.北京国子監の様相
  2.国子監生の学習状況
 二、北京国子監における琉球官生の学習生活の様子
  1.清代の琉球官生
  2.琉球学館の様相
  3.琉球官生の学習状況
 おわりに

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第11回琉中歴史関係国際学術会議

先のエントリで琉中学会について触れたので、一応詳しい案内も載せておく。
時間が無いので、ひとまず琉球史Cafeからコピペしただけ。
もっとも開催は明日…じゃなくてもう今日と明日だから、案内というより備忘録というのが正しいだろうが。


第11回琉中歴史関係国際学術会議のご案内
二年に一度、中国・台湾・日本で輪番で開催される琉中歴史関係国際学術会議が、今年は那覇で行われます。詳細は以下の通りです。

開催日:2007年11月23日(金)~24日(土)、2日間
会場:琉球大学50周年記念館(千原キャンパス、西原口入り左側)

11月23日(金)

開会式 10:00~10:30

陳碩                   (報告1 10:30~11:10)
清代琉球進貢使節の北京における館舎の変遷について(日文)
上里隆史、渡辺美季             (報告2 11:10~12:00)
上里「毛国鼎の琉球渡来とその歴史的意義」(日文) 11:10~11・35
渡辺「垣花親方の夢―久米村士族という生き方―」(日文) 11:35~12:00

昼 食 12:00~13:00

瀬戸口律子                 (報告3 13:00~13:40)
18世紀琉球的漢語教学―以『琉球官話課本』為中心(中文)
郭丹                    (報告4 13:40~14:20)
論琉球中山詩的漢詩伝統(中文)
林慶勲                   (報告5 14:20~15:00)
 『琉球土語』的対音探討(中文)

休 憩 15:00~15:20

劉序楓                   (報告6 15:20~16:00)
 清末的中日琉関係―以漂流民的遣返問題為中心(中文)
王耀華                   (報告7 16:00~16:40)
琉球路次楽六曲の旋律源流考(日文)

歓迎交流会(於会場) 17:00~19:00)

11月24日(土)

安里進                   (報告8 10:00~10:40)
英祖王陵浦添ようどれの造営と改修の年代(日文)
朱徳蘭                   (報告9 10:40~11:20)
基隆社寮島の沖縄漁民部落(中文)
鄒愛連                   (報告10 11:20~12:00)
専題档案彙編内容簡述(中文)

閉会式 12:00~12:15


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関西大学COE-PDへの任用

またしても、随分間をおいた更新になってしまった。
FC2ブログでは、しばらく更新しないとトップに広告がでる仕様になったようで、久方ぶりに自分のブログを覗いて、なんだか催促されているような気分になってしまった。
何より、パソコントラブルのエントリがずっと最初にあると、単なる愚痴ブログに思われてしまうだろうし…。
ひとまず近況報告などで、お茶を濁しておきたいと思う。


というわけで、10月1日付けで、関西大学・グローバルCOEプログラム「東アジア文化交渉学の教育研究拠点形成―周縁アプローチによる新たな東アジア文化像の創出―」のポスト・ドクトラル・フェローに任用されることとなりました。
それに伴い、長年暮らし慣れた京都から、大阪に転居することといたしました。

転居自体非常に大変な作業だったことと(同じ業界の方にはよくおわかりだとは思いますが)、転居と前後して出張等立て込んでバタバタしていたことと、その疲れからかちょっとたちの悪い風邪を引いてしまいそれがズルズルと長引いてしまったこととで、各方面の皆様にはいろいろご迷惑をおかけいたしました。

実はまだ風邪の方は治っていないのですが、23日・24日と琉球大学で開催される第11回琉中歴史関係国際学術会議に参加するため、今日から沖縄に来ております。
大阪よりは断然暖かい気候の中で、ゆったりと時間を過ごして養生しようと思っています…もっとも、そんなに緩いスケジュールか?というとやや疑問ですが。
もちろん、早めに片付けておかなければならない仕事もまだいくつかあるので、そちらもボチボチと進めるつもりです。

そういうわけで、まだしばらく、ブログもウェブサイトも更新が遅れる気配ですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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