fc2ブログ

省省流転

歴史研究の日々のよしなしごとについて

海域アジア史研究会7月例会

海域アジア史研究会・7月例会の案内。

日時:2007年7月28日(土)13:30~

場所:大阪大学豊中校舎 文学部棟2階 史学科共同研究室

内容
研究報告:重松良昭(岡山大学大学院社会文化科学研究科)
「真里富と真臘-1200年代初頭のカンボジアに関する一仮説-」(仮題)

連絡先
大阪大学大学院文学研究科 東洋史学研究室気付(蓮田)
〒560-8532 豊中市待兼山町1-5


久々に『諸蕃志』的な世界の報告ということでなつかしくもあり、是非とも拝聴したいところだが、残念ながら明清史夏合宿2007に参加のため欠席確定。
真里富については、とりあえず藤善真澄訳註『諸蕃志』(関西大学東西学術研究所、1991)38頁の学説整理が簡便だと思うが、果たしてどのような内容になるのか、さらにはF先生とM先生のバトル再来なるか?などなど、興味は尽きない。
返す返すも残念である。

(最終更新日:7月17日)
スポンサーサイト




テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

学会・研究会 | コメント:0 | トラックバック:2 |

須田牧子「中世後期における大内氏の大蔵経輸入」

須田牧子「中世後期における大内氏の大蔵経輸入」『年報中世史研究』第32号、中世史研究会、2007年、pp.141-175
 はじめに
 一、中世日朝関係における大蔵経輸入
  (1)中世日朝関係史研究における大蔵経の位置
  (2)中世日朝関係における大蔵経輸入の概観
 二、大内氏の大蔵経の輸入と利用の諸側面
  (1)大内氏の大蔵経輸入の概観
  (2)一五世紀前半における大蔵経の輸入と利用
   a.興隆寺一切経勧進とその背景
   b.二つの勧進帳
   c.国清寺の元版一切経
   d.大内領国内における大蔵経の日常使用
  (3)一五世紀後半以降の大蔵経の輸入と利用
 三、輸入大蔵経の所在と特質
  (1)大蔵経の移動
  (2)現存大蔵経の諸特徴
  (3)朝鮮王朝の大蔵経賜予の特徴
 おわりに
拝領抜刷・文献 | コメント:0 | トラックバック:0 |

久芳崇「明朝皇帝に献納された降倭―『経略御倭奏議』を主要史料として―」

久芳崇「明朝皇帝に献納された降倭―『経略御倭奏議』を主要史料として―」山根幸夫教授追悼記念論叢編集委員会(代表:奥崎裕司)編『山根幸夫教授追悼記念論叢 明代中国の歴史的位相』(下) 汲古書院、2007年6月24日、pp.143-163
 はじめに
 一 降倭の来歴
  1 「献俘疏」の概要と献俘式
  2 「献俘疏」にみえる降倭の来歴
 二 献納された降倭と朝鮮の役
  1 平秀政とは何者か
  2 要時羅と陣営を往来する人々
 おわりに

拝領抜刷・文献 | コメント:0 | トラックバック:0 |

藤田明良「日本近世における古媽祖像と船玉神の信仰」他二篇

藤田明良「日本近世における古媽祖像と船玉神の信仰」黃自進主編『近現代日本社會的蛻變』 中央研究院人文社會科學研究中心・亞太區域研究專題中心(台灣・台北)、2006年、pp.171-220
 序章 日本の媽祖信仰研究と本稿の視角
 第一章 媽祖信仰の伝播と展開
  第一節 日本への媽祖信仰の伝播と古媽祖像
   A)中国との冊封関係
   B)中国からの移住
   C)長崎貿易に伴う媽祖像
  第二節 媽祖信仰の日本的展開
   A)沖縄における媽祖信仰の土着化
   B)鹿児島県野間半島の娘媽権現
   C)長崎県野母半島の日の山権現
   D)東日本の天妃信仰
 第二章 船玉神としての媽祖の受容
  第一節 近世文献にみえる船玉神と媽祖
  第二節 大坂にあった媽祖伝承と媽祖像
  第三節 媽祖をモデルとした船玉神画像
   A)『増補諸宗仏像図彙』の「船玉宮」
   B)越前三国湊の船玉明神画像
 終章 船玉神としての媽祖信仰の展開と終焉

 図版・日本の古媽祖像と船玉神像
 日本列島媽祖信仰参考文献一覧

藤田明良「文献資料から見た日本海交流と女真」前川要編『北東アジア交流史研究―古代と中世―』 塙書房、2007年2月20日、pp.433-456
 はじめに
 一 鎌倉時代の漂着記事
  (一)『吾妻鏡』の記事
  (二)『百練抄』の記事
  (三)来航の背景
 二 中世日本の対岸諸認識
  (一)鎌倉幕府の要人たち
  (二)地元に残る認識
  (三)地図にあらわれた対岸認識
 三 女真の航海能力
  (一)十一世紀の刀伊の乗船
  (二)一五~一六世紀の女真の船乗りたち
 おわりに

藤田明良「19世紀前半の朝鮮実学者李圭景の「鯨鰐辨證説」について」『立教大学日本学研究所年報』6号(特集:朝鮮東海岸における捕鯨および鯨肉食についての調査報告)、2007年4月、pp.167-176
 Ⅰ はじめに
 Ⅱ 「鯨鰐辨證説」全文の翻刻
 Ⅲ 「鯨鰐辨證説」の現代語訳と解説
 Ⅳ 結びにかえて

拝領抜刷・文献 | コメント:0 | トラックバック:0 |

特別企画:にんぷろワークショップ2007

平成17年度~21年度文部科学省特定領域研究「東アジアの海域交流と日本伝統文化の形成 ―寧波を焦点とする学際的創生―」(通称:にんぷろ)特別企画:にんぷろワークショップ2007(直接リンク)の案内がアップされているので、以下に転載する。

特別企画:にんぷろワークショップ2007

と き 2007年7月21日(土)・22日(日)
ところ 九州大学西新プラザ 福岡市早良区西新2-16
 
第Ⅰ室 「東アジアにおける〈訓読〉の思想文化(1)」
21日13:30~17:30    コーディネーター:中村春作(広島大学)
第Ⅱ室 「東アジアの文化交流と海域」
21日13:30~17:30    コーディネーター:森平雅彦(九州大学)
第Ⅲ室 「日中文学に見える受容の様相」
21日14:30~17:30    コーディネーター:勝山 稔(東北大学)
第Ⅳ室 「日本宋史研究の現状と課題」
21日14:00~17:30
22日09:30~12:30    コーディネーター:遠藤隆俊(高知大学)
第Ⅴ室 「蒙古襲来と東アジア海域世界秩序の変動」
22日10:00~16:00    コーディネーター:近藤成一(東京大学)
 
一般来聴者入場:無 料(前日までに、あらかじめ事前申し込みをお願いします)
懇親会(21日夕)参加費:¥2000円


各室の詳細なプログラム、および事前申し込みの連絡先は、引用元ページ(直接リンク)を参照のこと。

なお、海域関係では第Ⅱ室と第Ⅴ室でセッションが開催される。第Ⅱ室の概要(直接リンク)は以下の通り。

第Ⅱ室「東アジアの文化交流と海域」
海域諸分野共催


日時:2007年7月21日(土)13:30~17:30
 
山内晋次(大阪大学/寧博班)
「航海信仰からみた海域世界」
村井章介(東京大学/中近世朝鮮班)
「倭城をめぐる交流と葛藤」
岡本弘道(大阪大学・佛教大学(非常勤)/日明班)
「琉球弧域内社会から見た交易―“貝の道”から琉球王国へ―」
荒武達朗(徳島大学/四国海交班)
「近代山東半島の満洲移民と渤海―人びとの認識する海域世界―」
堀井優(広島修道大学/海域比較班)
「オスマン帝国とヴェネツィア人―比較対象としての東地中海―」



また、第Ⅴ室の概要は以下の通り。

第Ⅴ室 「蒙古襲来と東アジア海域世界秩序の変動」
日時:2007年7月22日(日)10:00~16:00
コーディネーター:近藤成一(東京大学)

金榮濟(韓國 檀國大學)
「寧波の地方財政と13世紀の東アジア -南宋後期慶元府の事例から見た財政集権の弛緩状況-」
 コメント:中島楽章(寧博関係班・九州大学)

近藤成一(東京大学)
「13世紀日本の政治状況-蒙古襲来への対応をめぐって-」
 コメント:森平雅彦(中近世朝鮮班・九州大学)

小島 毅(東京大学)
「大義名分論が創りあげた英雄-文天祥と北条時宗」
 コメント:久米裕子(寧波学術班・京都産業大学)


(最終更新日:7月10日)

続きを読む

テーマ:歴史 - ジャンル:学問・文化・芸術

学会・研究会 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| ホーム |